「ストックフォトで売れる写真」とはどんな写真なのか?

ストックフォト歴10年、ダウンロード実績15万回以上の筆者が実体験をもとに初心者の方にもわかりやすくお伝えしますね
ストックフォトとは?

ストックフォトとは
カメラマン(クリエイター)が撮影した写真を各ストックフォトの販売サイトにアップロードし、企業やブロガー、メディアなどが利用するための写真素材です。
ブログやホームページ、ニュース記事の挿入画像として広く活用されています。
ストックフォトサイトには無料で画像をダウンロードできるものや、有料のものもあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
ストックフォトとは?初心者でもわかるプロの写真素材の活用ガイド
ストックフォトで売れる写真とは?
では、ストックフォトで売れる写真とはいったいどのような写真なのでしょうか。
売れる写真はずばりこちら。
「生活に関する写真」
「背景として使える写真」
「時事ネタとなる写真」
「ビジネスに関する写真」

ひとつずつ解説しますね!!
詳しい解説の前に初心者がありがちな失敗談のご紹介…
需要のない写真はどんなに素敵で素晴らしい写真であっても売れないんです。
ストックフォトサイトに登録をして、
写真の審査も通り、タグ付けをして写真がやっと販売スタート!!
なのに、待てど暮らせど全く売れない写真…
なんだよ、こんなにいい写真なのになんで売れないの?
って悲しくなりますよね。
でも落ち込む必要はありません!
その写真はとっても素敵でもただただ需要がない。それだけなんですよ。
私も初めに登録した自信のあった風景写真は全く売れませんでした。笑
では需要がある写真について詳しく解説いたします!!
①生活に関する写真


生活に関する写真とは…?
例えばメイクをしている女性の手元だったり、電車に乗る人々の足もと、掃除、料理、仕事、体の不調、趣味、スポーツなど、生活をしている様子を切り取った写真に需要があります。
ブログやニュースの記事などで多く扱われるため、どのジャンルでもダウンロードされる可能性が高いです。
化粧水を塗っているところ
ネイルをしているところ
家事をして疲れている姿
育児に関する写真など…
自宅の中だけでも撮影できる写真がたくさんありますよ。
こんな写真売れるんだろうか…なものが意外と売れます!!
②背景として使える写真
「コピースペース」をご存知ですか?
コピースペースとは下記のように、文章を入れる場所のことを言います。

画像を使う人は、ブログのアイキャッチ画像(表紙のようなもの)に使用されることも多いので、文字を入れるスペース(テキストスペース)を考慮して撮影することも大切です。
例えばこんな画像でしたら後から文字を入れやすいですよね?
(イラストの例でごめんなさい…)

写真を撮影するときはわざと端っこに撮るものを寄せて、【文字を入れる場所を作って撮影する】方法がおすすめです。
また、1種類の写真だけを撮影&投稿するのではなく、縦、横、アップなどさまざまなパターンの写真を投稿してダウンロードされる可能性を広げましょう!
③時事ネタとなる写真

私のストックフォトである日
一万円札を何枚か持っている写真が突然たくさん売れた時期がありました。
それは数年前のコロナ化に「10万円の給付金が出る」というニュースが出たときでした。
ものすごい勢いでその写真がダウンロードされました。
たまたま手に10枚持っていた写真だったんです。笑
コロナ化のときはそのほかに「マスクをしている写真」や「消毒をしている写真」などが売れました。
このようにニュースと関連した写真も売れやすいです。
最近のニュースでいったらなんでしょうね…
物価高騰に関する写真だったり、地震や災害、AIに関する写真でしょうか。
④ビジネスに関する写真

最後はこちら。
ビジネスに関する写真。
このジャンルも時期関係なく年中ずっと需要があります。
ビジネスに関する写真とは?
パソコンをしている人の手元だったり、名刺を交換している姿だったり、ビジネスシーンの一部分に関する写真がよく売れます。
おそらく、ビジネスに関するブログだったり、企業のHPに使用される機会が多いのだと思います。
オフィスの撮影は難しくても、手元だけだったらご自宅をスタジオにして撮影することもできますよ。
スーツを着たサラリーマンだけではなく、作業着を着て仕事をしている方の写真なども売れます。
⑤その他おすすめジャンル
その他のジャンルをざっとまとめてみました。
この他にもまだまだたくさんあります。
取り組んでみたいジャンルはありますか?


- 人物(顔出し、なしどちらも)
- 動物・生き物
- 食べ物・飲み物
- 町並み・建物
- 医療・福祉
- 交通・乗り物
- 自然・風景
- 季節・行事
- スポーツ
- 美容・健康
こんな時はどうするの?Q&Aまとめ
- Qスマホで撮影した写真でもOK?
- A
OKです!
近年はスマートフォンのカメラの進化が目まぐるしいですよね。
画像のサイズ的にも充分足りると思いますし、スマホアプリで画像のリタッチ(加工)をしても大丈夫です。画像編集アプリも優秀なものばかりなので、あなたのスマホに眠っている写真も、売れるものがあるかも。
- Q顔を出さないと売れない?
- A
そんなことはありません!!
手の一部分、首から下の部分だけだったり、下を向いて蚊をが見えない写真や後ろ姿の写真もすごく需要があります。
- Q同じ写真を複数の販売サイトに登録をしてもいいの?
- A
「独占販売」でなければ基本的には大丈夫!
独占販売とは、そのストックフォトサイトだけにこの写真を販売しますよ〜という売り方のこと。
1つのストックフォトサイトでのみ販売することになるので他サイトでのアップロードは不可。
その分写真が販売されたときの報酬割合が高くなります。
詳しくは各販売サイトの規約や注意事項を確認してください。
- Q生成AIの登場で実写はオワコン?売れないのでは?
- A
私も生成AIが登場して、「実写のストックフォトはもう終わりだな…」と思ったのですが、実写の写真は現在もまだまだ売れています。
高品質は生成AIも好きですが、リアルな現場の写真が欲しいユーザーがまだ多くいるようです。
まとめ ストックフォトで売れる写真とは?
需要のあるジャンルに挑戦するべし!!
投稿していくうちに少しずつ売れる写真が分かってきます。
私は突然ネットニュースの画像に自分が販売している写真が出てきたり、沖縄のリゾートホテルのHPに自分が作った写真が出てきたことがありました。
ちょっと恥ずかしいなんとも言えない気持ちになりますが、「すごい~!!」って感動してやっぱり嬉しいですよね。